抗リウマチ薬
2013/01/27更新
抗リウマチ薬は、関節リウマチの免疫異常を正常化させる薬です。関節リウマチを治す基本の薬となっていて、関節リウマチの診断を受けたら、3ヶ月位内に用いる必要があるとされています。関節が壊れてしまうと、その後の経過が悪いからです。
免疫の働きを調整することで、結果的に炎症を抑える効果があります。抗リウマチ薬は大きく3つのタイプに分かれます。
免疫調節薬
作用は不明なものの、関節リウマチの炎症を抑えるなどの抗リウマチ効果があることが臨床で確認されています。
主な免疫調節薬。()内は商品名。
- 金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾール)
- ペニシラミン(メタルカプターゼ)
- ロベンザリット(カルフェニール)
- オーラノフィン(リドーラ)
- ブシラミン(リマチル)
- アクタリット(モークル、モーバー)
- サラゾスルファピリジン(アザルフィジンEN)
免疫抑制薬
実験によって免疫異常を改善させる作用が確認されている薬です。
主な免疫抑制薬。()内は商品名。
- ミゾリビン(ブレディニン)
- メトトレキサート(リウマトレックス)
- レフルノミド(アラバ)
- タクロリムス(プログラフ)
生物学的製剤
遺伝子組み換え技術で作られたたんぱく製剤です。効き目の高い最新治療薬です。
主な生物学的製剤。()内は商品名。
- インフリキシマブ(レミケード)
- エタネルセプト(エンブレル)
- アダリムマブ(ヒュミラ)
- トシリズマブ(アクテムラ)
これらの薬の効き目は個人差がとても大きいです。薬には相性があります。相性が合う薬を早く見つけて、効果と副作用を測定しながら、気長に続けることがポイントです。
抗リウマチ薬-関節リウマチの治療関連ページ
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- 関節リウマチの治療について紹介します。このページでは、免疫調節薬を紹介します。
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