悪性関節リウマチ
2013/02/01更新
悪性関節リウマチは、関節の炎症に加えて血管の炎症を併発している病気です。関節リウマチ患者の0.7~1%の方に見られる病気です。
血管に炎症が起こると、血管が詰まったり血管壁が破れたりして栄養分を各臓器に送れなくなります。そのため、臓器に障害が起こったり、臓器そのものが壊死することもあります。また、しびれや麻痺といった神経症状が現れることもあります。
血管の炎症のないものは、どんなに障害の強い関節リウマチであっても悪性関節リウマチとは診断されません。また、関節リウマチが悪化すると悪性関節リウマチになるというわけではありません。悪性関節リウマチは関節リウマチとは別の病気と考えたほうが良いでしょう。
悪性関節リウマチは治療に用いる薬も関節リウマチとは異なります。ステロイドを使う治療が中心で、併せて強い免疫抑制薬を使用します。
悪性関節リウマチは、難病指定を受けていて、公的補助の対象となっています。
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