関節の破壊・変形
2013/01/27更新
関節リウマチで炎症が慢性的に続く主な理由には、「炎症性サイトカイン」が出続けてしまうことです。炎症性サイトカインとは、自己の組織を攻撃するよう働きかけるタンパク質のことです。炎症系サイトカインの放出が止まらないと、関節の軟骨や骨は次第に破壊されていきます。
骨はその質を保つため、
- 破骨細胞によって骨を壊す。
- 骨芽細胞によって骨を作る。
といったリモデリングを繰り返しています。
ところが、炎症系サイトカインには、破骨細胞を活性化させる働きがあります。破骨細胞が必要以上に活性化すると、骨芽細胞の働きが追いつかなくなり、骨の破壊は進む一方になってしまいます。
骨は一度破壊や変形が起こると、元に戻すことはできません。その場合は、装具を用いたり、手術を検討する必要が出てきます。早期発見、早期治療がカギをにぎります。
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