装具療法

装具療法

2013/04/20更新

 装具療法は、装具を付け、関節の負担を軽減し、変形の予防や矯正を図るものです。装具をつけることで患部を安静に保ち、炎症を鎮める効果もあります。

 

 リハビリテーションでは、装具だけでなく自助具と呼ばれる道具も使うことがあります。
装具…膝や手首、指などの関節に装着して、関節を保護する道具
自助具…関節などが不自由なためにやりにくい動作を補助する道具

 

さまざまな装具

 装具には次のようなものがあります。

  • 頚椎カラー…首の骨に係る負担を軽減、骨のずれや神経の圧迫を防ぐ。
  • 手指関節固定用のスプリント
  • 腰椎コルセット
  • 膝関節用の装具、膝サポーター
  • 足底板

 

さまざまな自助具
  • 長柄つきブラシ…腕を上げにくくても髪をとかすことができる。
  • オープナー…手指に力が入らなくても、ペットボトルなどのフタを開けることができる。
  • ピンセットタイプの箸…ピンセットのようにつながっている箸。
  • リーチャー…手が届かないところにあるものをつかむ。様々なタイプがある。

 

装具・自助具はQOLを高める反面、筋力低下を招くこともある

 装具・自助具は自立を促し、QOLを高める反面、使っていると楽なので、頼りすぎてしまって筋力低下を招くこともあります。痛みや炎症が治まったら、装具・自助具を外して、リウマチ体操や筋力トレーニングなどの運動療法を行いましょう。

 

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