全身性エリテマトーデス
2013/02/01更新
全身性エリテマトーデス(SLE)は、関節リウマチと同じく膠原病の一つです。外敵を防ぐはずのリンパ球や抗体が、自分の組織を攻撃してしまうことが原因です。
主な特徴
- 20~30代の女性に多く発症する。
- 関節リウマチと同様、関節炎を伴うことが多い。
- 皮膚、関節、腎臓、心臓、神経など、全身の臓器に障害が起こる。
- 鼻を中心とした蝶のような赤い発疹が両頬に広がる。「蝶形紅斑」(ちょうけいこうはん)という。
- 紅斑はつめのまわり、顔・首から体に向けてドーナツ状に広がることもある。
- 紫外線を多く浴びると、症状が悪化することもある。
関節リウマチとの違い
- 関節炎は1ヶ所にとどまることは少なく、次々と移動していく。
- 骨の傷(骨びらん)や軟骨の破壊は見られない。
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